#39 安全書類作成ソフトの代行登録で振り回された話〈建設会社会長!? 自称・鬼嫁?奮闘記〉

経営/マネジメント

猛暑日が続いています。
皆様、体調崩されていませんでしょうか。
またコロナや他の病気も流行っていますので、無理せずお過ごしください。

今回は「これのおかげで振り回された…」という出来事をお伝えできればと思います。

職長等・安全衛生責任者教育の再教育

5月ごろ、他の地域の現場でのこと。

私がグリーンファイル(労務・安全書類)の作成をサポートした会社の社員の方について、

「『職長等・安全衛生責任者教育』の資格を2006年以前に取られておりますので、再受講をお願いします」

との連絡があり、今まで言われたことがなかったため、“能力向上教育に準じた教育(再教育)”のことだとはすぐにわからず…
1人で頭を悩ませていました。

インターネットで検索した結果、厚生労働省のホームページを見ると

職長等、安全衛生責任者のそれぞれについて、事業者が、初任時及び概ね5年ごと又は機械設備等に大きな変更があったときに、能力向上教育に準じた教育(以下「再教育」という。)を受けさせるよう求めています 。

(厚生労働省ホームページより)

と記載があり、その会社に対して「対象の方に再教育を受けてもらうよう声をかけてください」とお願いしました。

ですが、仕事の予定がある中で再教育を受けるには日程の確保が必要で、受講には予約もいるためすぐには受けられないと言われ…

確かに、
受けてください →  予約して受講しました! とすぐに対応できる会社さんの方が少ないですよね。

弊社では安全書類の作成・管理に「グリーンサイト」というサービスを使っているのですが、
そうこうしていると、弊社が安全書類の情報を代行登録している下請の会社宛にも、グリーンサイトから「職長等・安全衛生責任者教育の再教育を受けてください」との指示が。

そこで、弊社にも対象者がいないか確認すると2人いて、1人はオンライン受講、
もう1人は現場で職長等・安全衛生責任者教育修了者だけを集めて、再教育を受けさせてもらえるとのことだったのでお願いしました^ ^

必要書類をそろえられない人との仕事は…

問題は下請業者や一人親方の安全書類の作成などを代行をする場合。

「安全書類作成ソフト上の登録情報に間違いがないか」「添付書類は有効期限内のものか」「資格証の添付があるか」など
全ての情報が最新のものになっていないと、代行した側の責任になるのはわかるのですが、
言ってもなかなか必要書類を出してくれない、指摘事項の重要性がわかっていない方もいるんですよね(`_´)ゞ

今回の職長等・安全衛生責任者教育の資格証も、添付がなかったので問い合わせると「持ってる!」と言い出す人や、
「ない場合は受講が必要なんですが」と伝えると、お金がかかることなので渋る人がいたり…
もちろんそんな人たちばかりではないのですが、こんな人がいるのも現実。
適正一人親方のガイドラインなど、わかりやすい書類を集めて説明しても、わからない人には伝わらず…

それで「現場には入れてほしい」と言われても、私だけで解決できないこともたくさんあって大変です。

代行登録した下請業者の情報をソフト上で共有している会社さんとも話をしましたが、そういうことを全員に周知させるのは無理があるよな~と(*_*)
最終的にどうにもならない場合は社長に断ってもらうしかないなと思ってます。
書類が手元にない人を庇う必要も、下請業者として使う必要もないですよね、とあらためて思いました。

会社に所属する社員にとっては当たり前のことでも、社会保険等の加入義務のない一人親方や個人事業所だとわからないことがあるんだなと感じた次第です。

弊社が使っているグリーンサイトもアップデートに伴い、適正配置通知書や現場代理人、安全衛生責任者の設定等が厳しくなっているので
その要件をしっかり満たしていくことを徹底したいと思います\(‘ω’ )/

まだまだ暑い日が続きますので、外での作業時は熱中症対策をして
しっかりと休息時間を確保してください。

今回もありがとうございました♪

作者紹介 なあ062さん

関西方面在住、ご主人が社長の鉄筋工事業を20代から一緒に経営。会社では事務・経理・顧問先との打ち合わせ等すべてこなし、料理も裁縫も得意、介護士の資格も持つ。「会社も家庭もほぼ権力を握ってます(笑)。口も達者な鬼嫁です」とのこと。

関連するBLOG

TOP