第18回:メンタルを磨き続けてモチベーションを上げる【若手社員向け建設業界の豆知識】

ナレッジ/ノウハウ

あらためまして、りゅう坊です。

今回はタイトルにある「メンタル」、つまり精神面の話になります。

強弱の差があり、皆が同じようにはいかない

前提として、精神的に疲弊してしまったらモチベーションも上がりません。

精神的に強くなりたいとは思いますが、人それぞれ持って生まれた質は違い、メンタルにも強弱の差があります。性格や価値観も異なり、まさに千差万別で、ものごとの受け取り方の度合いも違うはずです。

メンタルはモーターの働き

メンタルは、機械でいうモーターのようなもの。
生きていれば電源自体はオンであり、モーターで思考や行動が動きます。

脳とカラダとメンタルは三位一体

人間は何か悩みや心配事があると、気をとられて集中できないものです。
それが仕事のミスにつながると、さらにメンタルもダメージを受けることになります。

脳とカラダとメンタルは“三位一体”。

特にメンタルは他の2つにとても影響を及ぼします。
結果、思考と行動も鈍くなり、モチベーションも上がりにくいという状態になってしまいます。

精神的な安定はいろんな面でとても重要なのです。

考え方、捉え方を変える

では「メンタルを強くする」といっても、どのようにすればいいのか難しいところです。

たとえば、

  • 大勢の人の前で話す
  • 恐怖体験をする

そのような機会は、設定しないとなかなか訪れるものではありません。
また、これでメンタルが強くなったと感じても、持続的なものではないような気もしますし、経験や体験を重ねるのは時間も掛かります。

そこで、そもそもの“考え方”や“捉え方”を変えていくという方法があります。もちろん、これも一夜じゃとても無理なことであって、ある程度の期間は必要になりますが、比較的、即効性のある方法だと思います。

失敗を学びの機会と捉える

“失敗”はネガティブに捉えがちですが、その考え方を変え、成長や学びの機会と捉えることでメンタルを強化できます。

例えば、新しいプロジェクトに挑戦したけど上手くいかなかった場合、その経験から何を学び、どう改善できるかを考えることで次に繋がります。

比較対象を他人から自分へ変える

他人と自分を比較し続けると、不満や劣等感を感じやすくなってしまいます。

そこで、他人との比較ではなく、自分自身の過去と現在を比較するように心がけることで、自己成長の方へ目を向けることができます。

自分が過去よりもどれだけ成長したか、どのように改善したかを評価し、ポジティブなメンタルを育てましょう。

問題を挑戦と捉える

困難や問題に直面した時、それを重荷と捉えるのではなく、自己の能力を試し、成長する機会として捉えるようにします。

例えば、難しいプロジェクトを任された時、

「これは私の能力を証明するチャンスだ」

と捉えることで、積極的に取り組む姿勢が生まれ、問題解決能力が向上します。

「できない」を「まだできない」に変える

自分にできないことがあるとすぐに諦めてしまう人もいますが、その考えを「まだできない」と捉えるように変えてみましょう。

「スキルや能力は、時間をかけて努力すれば向上する」という考え方です。

この考え方を持つことで、挑戦を続ける勇気とやる気が生まれます。

小さな成功から徐々に分厚くしていくことが大事

以下のような課題を抱えている人は非常に多いと思います。

  • プレッシャーに弱い
  • 緊張する質(たち)である
  • 喋るのがとても苦手
  • 自分の意思表示が苦手
  • 問題の解決力に乏しい
  • 何事にも自信がない

これらは、場数を踏むことで強くできるものもある半面、もともとの性格によるものもあります。
それぞれの対処法について考えてみましょう。

プレッシャーに弱い、緊張する

瞑想や深呼吸の習慣を身につけるというのが一案です。

リラックス技術は、心を落ち着かせ、それによってプレッシャーを感じる状況においても冷静に対応できるようになります。
そうして小さな成功体験を積み重ねていき、自己効力感を高めることが有効です。

たとえ小さなことでも、まずは達成感を得られることから始め、徐々に難易度を上げていくのが重要です。

話すことや意思表示が苦手

コミュニケーションスキルは訓練で向上します。
まずは信頼できる友人や家族との会話から始めて、徐々に慣れていきましょう。

また、日記を書くのもおススメです。自分の思いや考えを言語化する練習になります。

小さなグループでのディスカッションにも参加してみましょう。
オンラインで、興味のある分野の勉強会などに参加するのもありです。

問題解決力に乏しい、何事にも自信がない

問題解決力を高めるためには、問題を小さなステップに分解して取り組むことが効果的です。

また、過去に解決した問題や、他人が解決した問題を振り返り、どのようにして解決に至ったかを分析することで、自分自身のスキルを向上させることができます。

自己肯定感を高めるためには、自分自身の長所や成功体験に意識を向けることが重要です。
自分自身と接して、小さな成功を大切にしましょう。

まとめ

最後に、自己改善は1人で進める必要はありません。周りの人たちや信頼できる指導者と共に進めることで、成果を上げることができるでしょう。

メンタルは一気に強くなるものではなく、磨き続けるものです。

いろんな日、いろんな場面が訪れます。
モチベーションが上がらない時もあります。

自分を磨き、前向きに生きることでメンタルが分厚くなり、高いモチベーションを保つことができるものだと思います。

日々改善、日々成長

作者紹介 りゅう坊さん

作者紹介 りゅう坊さん

関西在住。1級土木施工管理技士。中堅ゼネコンで土木工事現場監督35年の経歴を持つ。
現在も請負で施工管理業務のほか土木建設工事のお悩み相談、管理書類の作成補助を行うなど、趣味のDIYと合わせて人生を謳歌中。自身のブログ『りゅう坊の楽楽ブログ』では、サラリーマン時代の経験をもとに人生、人間関係について考察中。また、ウッドデッキのつくり方やネットビジネスの始め方などの無形商品(コンテンツ)の作成・販売にも対応している。

◆りゅう坊さんのブログ:DIYとWorkを簡単に! りゅう坊の楽楽ブログ

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