#26 従業員の健康管理と事故防止管理教育は?〈建設会社会長!? 自称・鬼嫁?奮闘記〉

コラム

ミャンマー人実習生が無事入国!
読者の皆様からの質問にもお返事します!

6月は体調崩された方多くいらっしゃったのではないでしょうか?
社長が風邪をひき、私も移って扁桃腺が腫れてしまいました。
ドラッグストアへ行くと、風邪薬や喉の薬・トローチがよく売れていたので、他の方々も喉の調子が悪いのかな…と思っていました。
雨が降ると温度差も大きくなるので、皆様も用心されて下さい。

さて今回は、待ちに待ったミャンマー人実習生が入国してきたので、寮の見学、社長との顔合わせの様子や、読者様からご質問をいただけたので、弊社なりのお答えをお伝え出来たらと思っています^ ^



まずは実習生の話題から。
ミャンマーの方の手続きの関係で、最初予定していた入国日より二週間ほどズレるかもと連絡をもらったのですが、組合の方が交渉して下さり予定通り入国してきました。
6月に入ってすぐ、社長と組合にお邪魔させていただき顔合わせ。面接時は私と組合の方のみでしたので社長とは初対面、みんな緊張していましたが喋るのは得意ではなくても日本語を良く理解してくれていて嬉しびっくりでした。

20日頃には寮の見学に来てくれました。ちゃんと質問してくれたり荷物を運んでくれたり、優しくてとても良い子達です。
実習生の大好きな業務スーパーも、自転車で15分ほどの距離にあるよ! と伝えると「それなら遠くない! 大丈夫」と喜んでくれました。
初日は食材がないのでたくさん買い物もあり、またどんな物が好みなのか知りたいので私の車で買い物ツアーに行こうと思っています(^^)

少し書いている時期の方が早いので、差がありますが次回は配属されてからの様子をお伝え出来ると思います。気になる方は来月もぜひ見てください。


~ 読者からの質問にお返事回答 ~

続きまして、ご質問いただいた事にお答えします^ ^


従業員の健康管理と事故防止管理教育は?
→月1回の安全会議で従業員自ら発表、その場で話し合いを持っています!

①従業員の健康管理と事故防止管理教育(特に夏場など)について

健康管理に対しては、体調不良の場合はすぐに社長か私に連絡する事、独身の子の場合はできる限り、私がついて行く事に決めています。また、定期健康診断時に指摘事項があれば、現在はどの様な症状があるか・先生からの指示はどうだったかを確認し、受診が必要な場合は平日に休ませ受診させています。
各現場での管理は、職長が毎日の体温測定等で確認し、体調不良になった場合は速やかに職長に報告する様に徹底しています。夏場には、空調服・冷感タオル・経口補水液を支給しています。また猛暑日は休憩時間を多めにし、1番暑い時間帯の作業を極力避けています。

事故防止管理教育については、月1回の安全会議を開き、従業員一人ずつ発表してもらいます。
課題や問題があればその場で対策を皆んなで考えています。現場での他業種さんのヒヤリハットも他人事とは考えず、自分達にも起こりうる事と思って捉える様に教育しています。
外国人は日本語がわからない場合もあるので、日本人が指示を統一する事を伝えています。指示が違い、外国人が迷ってしまうと事故に繋がってしまう恐れがあるからです。外国人からすると外国語で指示を聞くので、私達日本人がいうイエスかノーかくらい簡潔、的確な指示じゃないと迷うのも無理ないですよね。


特に厳しい条件の現場って?
→他業種さんの工期がズレると対応にバタバタします!

②特に厳しい条件の現場ってどんな現場と感じますか (契約面、工期面、現場環境面)

契約面では、厳しいなと感じた事はないです。取引先の会社さんから言われるのは、従業員数が多い方らしく他の会社を何社か呼ぶよりも、5人と言われれば5人入場させられるのでお願いしやすい! とおっしゃって下さります。
事前に交通費の請求出来るかなどいくつかの条件を確認した上で契約出来るので、こちらも有り難い限りです。

コロナ禍の仕事のない時期があったからかもしれませんが、仕事があるのは嬉しい限りです。

工期面で言うと、他の業種さんの工期がズレてきて次に入る業種さんの日が決まっていた場合は、弊社が担当する業種の工程が短くなるので大変だなと感じます。
社長が横で他現場の社員を呼び寄せたり、とにかく人数確保にバタバタする時がたまにあります


外国人向けの建設用語 『危ない』は『Look out!』が正しく伝わる

現場環境面。今は1番の悩みだと感じています。

外国人の労災事故が多い為、実習生を入場させる事が難しい現場もあります。お仕事させてあげたいですが、入場出来ない場合がある事に葛藤してしまいます。先日も東京部隊に実習生を入場させる予定だったのですが、実習生1号だとちょっと…と言われてしまったところです。

確かに、書類だけではその子達の日本語理解力がはかれないですし、言葉の理解不足が直接事故に繋がってしまうこともあるそうで、元請さんがダメと言われるのもわかります。
また、日本人従業員も、自分の仕事をしながら外国人に指示をしないといけないので、あの人とこの人の指示が違ってしまい、結果迷っている間に遅れ等も発生しているのではないでしょうか。

弊社も徹底していきたい課題ですが、外国人向けの建設用語等を例に挙げてみますと、『危ない』は『Look out!』→車に轢かれそうな場合等はdangerousではなくLook outやWatch outが正しく伝わるみたいです。

この様に1番その状況に適したものに変換した表を作って、日本人も外国語を勉強するべきと思います。日本語と対象になる外国人の母国語で指示が出来れば、理解できて事故も回避できそうな気がします。

日本語も外国語も同じ様な言葉ですが、この場面ではこう言うという言い回しの言葉があったりして難しいことは確かです。だとしても安全が第一!
危険な場面だと勉強していても咄嗟に外国語で話せないかもしれませんが、勉強しているとしてないでは事故率も変わりそうですよね。


長くなってしまいましたが、私もあと数日ですがミャンマー語を勉強しようと思います^ ^
仲良くなれたら良いですが( ゚ω^ )ゝ

これから暑い時期になりますので、熱中症対策・十分な睡眠を取ってお過ごし下さい!
今回も有難う御座いました。



筆者紹介:なあ062さん

関西方面在住、ご主人が社長の鉄筋工事業を20代から一緒に経営。「会社も家庭もほぼ権力を握ってます(笑)。口も達者な鬼嫁です」と話すが、会社では事務・経理・顧問先との打ち合わせ等すべてこなし、料理も裁縫も得意、介護士の資格も持つ『できる女性』の印象。

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