女性建設エンジニアの82.5%が「現在の職場は女性が働きやすい」
コプロ・エンジニアードが全国の建設エンジニア657名にアンケート調査
建設業・プラント業を中心にエンジニア人材派遣を手掛ける株式会社コプロ・エンジニアード(代表取締役社長:清川甲介、本社:名古屋市)は、同社に所属する全国の建設エンジニアを対象に2023年1月25日から2月10日までにWebアンケート調査を実施し、657名から回答を得ました。その結果、「現在の職場は女性にとって働きやすい」と回答したのは、女性では82.5%でした。「建設業界で女性が働きやすくするにはどうすればよいか」を尋ねたところ、多く挙げられた回答は、「男女別の更衣室・トイレなどの整備」61.3%、「働く人の意識を変える・偏見やハラスメントを無くす」55.7%、「女性技術者を増やす」50.7%でした。
女性の82.5%が“現在の職場は女性が働きやすい”と回答
現在の職場は女性が働きやすいかを訪ねたところ、”女性が働きやすい”(「働きやすい」と「どちらかといえば働きやすい」の合計)と答えた割合は、全体では67.4%、女性では82.5%、男性では58.0%でした。
男性より女性の方が“女性が働きやすい"と回答した割合が高い理由は、コプロ・エンジニアードに所属する女性エンジニアは、女性が働きやすい環境が整っている傾向がある大手ゼネコンの職場に配属されるケースが多いためだと考えられています。
職場で“女性が働きやすい”と答えた理由
現在の職場で”女性が働きやすい”(「働きやすい」と「どちらかといえば働きやすい」の合計)と回答した人に、その理由を尋ねたところ、多く挙げられた回答は、「女性専用の更衣室・トイレなどの設備が充実している」60.1%、「職場が比較的きれい・衛生的に保たれている」56.0%、「女性が複数人いる・女性も活躍できる職場の雰囲気がある」47.3%でした。
職場で“女性が働きにくい”と答えた理由
現在の職場で“女性が働きにくい”(「働きにくい」と「どちらかといえば働きにくい」の合計)と回答した人に、その理由を尋ねたところ、多く挙げられた回答は、「女性が少ない・男性中心の職場の雰囲気」66.7%、「女性専用の更衣室・トイレなどの設備が未整備・不十分」52.4%でした。
建設業界で女性が働きやすくするには
「建設業界で女性が働きやすくするにはどうすればよいか」を尋ねたところ、多く挙げられた回答は、「男女別の更衣室・トイレなどの整備」61.3%、「働く人の意識を変える・偏見やハラスメントを無くす」55.7%、「女性技術者を増やす」50.7%でした。
建設現場で女性がもっと働きやすくするための意見やアイデア
「建設現場で女性がもっと働きやすくするためにどうすればよいか」を自由回答で尋ねたところ、「意識改革の必要性」、「働き方改革・長時間労働の是正」、「女性を想定した服装・装備」などに関する意見が多く挙げられました。主な自由回答を以下に紹介します。
「意識改革」に関する自由回答
- 男性が女性に対して、優しく男性と同様に接すれば良いと思います。偏見なく女性特有の悩み事を理解して接するように心がけることです。
- 特にある程度の年齢の人には男尊女卑的な思考が抜けきれてないところがあると思います。
- 根本的な意識、感覚を業界が一丸となって変えなければならない。
- 発言力のある立場で長年この業界にいて当たり前が染み付いている世代への意識改革。
- 若い女性に対する言動と若くない女性に対する言動が違うことはよくあります。これが人権侵害(差別)に当たるのでは、と私は考えています。
- 派遣先の請負業者さんなど働く方全員を対象に各ハラスメントについて周知があれば助かります。個人の会社さんの方にはまだ意識改革が必要ではと思われる発言の場面がみられ不安になる時があります。
- いまだに根強い女性蔑視。現場に行くと必ずいる昭和で止まっている管理者。女性。と言うだけでなく「派遣社員」と言うだけで馬鹿にしたり、差別する人は少数だが確実にいる。
- 上司を含めた男性がもっと気配りや心使い、偏見を無くすべき。
「働き方改革・長時間労働の是正」に関する自由回答
- 女性に限らず、全ての労働者の長時間労働の是正。休みやすい雰囲気作り。まずは上司が積極的に休みをとる。女性にとって働きやすい職場は、男性にとっても働きやすい職場になるはずです。
- とにかく、残業が多い。発注元を含めて残業をしなくてもよい施工計画を立てないと残業はなくせない。
- 産休後も無理せず働ける環境を作る。
- テレワークの普及。
- 休憩時間の確保(女性はトイレ休憩で時間がかかる)。
「女性を想定した服装・装備」に関する自由回答
- 作業服や安全帯など、女性が身につける前提で作られていないので、職場は働きやすいが細かな部分でストレスになる可能性もあると思う。
- 作業着のデザインを女性も着やすいカッコいいものにしてほしい。
- 女性向けや女性も使いやすい工具の増加などがあればより広い層の女性技術者の活躍が拡がると思います。
- ネイルや髪色を自由にする。
「女性のための配慮」に関する自由回答
- 生理休暇については、制度上あったとしても上司に申告することはためらいます。生理に限らず体調不良で休める雰囲気があればよいかと。個人的な考えですが、テレワークできることが生理の時には助かります。
- 派遣の女性社員による悩み相談窓口があるとよい。
- 女性のスキルを伸ばす手助けをする人間が必要。
- ひとつの現場に職種関係なく、最低二人以上女性がいると良いと思います。
「設備の整備」に関する自由回答
- 更衣室、トイレなどの設備を新しく追加するのは、費用が余計にかかる。最初から女性も働くという意識で設備が備わってれば、考え方も変わるのではないかと思います。
【調査概要】
株式会社コプロ・エンジニアードに所属する全国2000名以上の派遣エンジニアにオンラインでアンケート調査への回答を依頼。調査期間は2023年1月25日から2月10日まで。
【会社概要】
会社名:株式会社コプロ・エンジニアード
URL:https://www.copro-e.co.jp/
代表者:代表取締役社長 清川 甲介
事業内容:建設エンジニアリング事業、プラントエンジニアリング事業、エンジニア研修事業
本社:〒450-6425 愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング25F
TEL 052-589-2939
親会社:株式会社コプロ・ホールディングス
URL:https://www.copro-h.co.jp/
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