大成建設が「高出力・高精細X線CT試験装置」運用、建設会社で国内初導入 【建設メール】

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※下記記事は日本工業経済新聞社運営の「建設メール」で配信された記事の一部を掲載しています。

大成建設が「高出力・高精細X線CT試験装置」運用、建設会社で国内初導入

(大成建設 https://www.taisei.co.jp/

大成建設(東京都新宿区)は、建設工事で使用される材料の特性を把握し品質などを評価するため、材料内部の様子を非破壊・三次元で可視化できる「高出力・高精細X線CT試験装置」の運用を開始した。建設会社では国内初の導入となる。

同装置は、最大で医療用X線CT装置の約3倍の電圧となる高出力を有し、高精細な照射が可能な高性能X線源を搭載しており、直径数10cmまでの試料の内部構造をミクロンスケールで高解像度に撮影することが可能。そのため、繊維補強コンクリート内部の繊維配向など、これまで確認が困難だった材料の内部構造や品質に関わる情報を容易に確認できるほか、岩石の空隙などについてもミクロンスケールでの観察を可能とした。

また、従来の工業用と医療用X線CT装置でそれぞれ採用されている撮影機構を、世界で初めて同一装置に搭載。試験状況に応じて材料内部の様子を幅広い用途で撮影することを実現した。

同社では同装置を積極的に活用し、建設材料の安全性や耐久性に関する品質の可視化、各種試験中における材料内部の現象を正確に理解することにより、新しい視点による研究開発を進めるなど、さらなる技術力向上を目指すとしている。

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